私の家庭菜園物語その15
- 2021.03.01
私が冬野菜であるアブラナ科の種をまいたのが9月上旬でした。あれから半年近い時間が経ちました。アブラナ科の野菜たちは寒い冬を乗り越え、暖かくなるにつれ、だんだん大きく育ってきました。ご覧のようにプランタでもしっかりしたブロッコリがなりました。残念ながら一部、ムクドリに葉をかじられてしまいました。ブロッコリはこれだけ時間をかけて育てても、大きなもの(頂花蕾と言います)は1本に1個しか取れません。けっこうたいへんなのです。なのでブロッコリが安く売られていると少し複雑な気持ちになります。ただ頂花蕾を刈り取っても側枝から脇芽(側花蕾)がたくさん出てくるのです。これもおいしくいただくことができます。4月頃までは次々を脇芽を収穫できるのも、家庭菜園のだいご味です。
一方、白菜ですが、本来ならすでに収穫される時期をとっくに過ぎてしまいました。寒くなるまでに結球を終えることができなかったのです。植えるのが遅かったかもしれません。十分結球しなかった白菜はそのままにしておくと、中央から茎が伸びて芽が出始めます。これが菜の花です。菜の花は花が咲く前につぼみの状態で収穫すると、おひたしなどでおいしくいただくことができます。もちろんそのままにして菜の花を楽しむこともできます。春の到来を感じる花ですね。
3月はまだ寒いのですが、それでもそろそろトマトやナスなど、ナス科の夏野菜の苗づくりを始める季節がやってきます。春じゃがも植える時期ですね。家庭菜園は1年を通して楽しむことができます。