私の家庭菜園物語その39
- 2024.06.11
クリニックの花壇に夏野菜を植えてから半月以上が過ぎました。土があまりよくない花壇で、夏野菜はどのように育っているでしょうか。まずは全体像。
まずまず大きくなっています。トマトは支柱がないと倒れてしまうほど。トウモロコシもまっすぐ育ていますね。まずはミニトマト。
株や大きくなったのですが、やっと一番花が咲きました。少し葉ボケしている感じですね。葉ボケとは、葉ばかり大きくなって、なかなか実がつかなかったり、大きくならないことを言います。栄養の偏りが原因です。「チリカハミネ」という言葉を以前ご紹介したことがありますね。「チ」は窒素、「リ」はリン、「カ」がカリウムで、それぞれ窒素は「ハ」すなわち葉っぱに、リンは「ミ」実ですね、カリウムは「ネ」根っこの成長に必要な要素です。なので、リンが足りていない可能性があります。「リン」を追肥したほうがよさそうです。次はトウモロコシ。
雄花が目を出してきました。これが開いて花粉が舞う頃には、その下に雌花が出てきます。ただすでに雄花が折れてしまったところも。アワメイガという蛾が雄花に卵を植え付け、幼虫が中を移動するようになるとそのようになります。そうなると、トウモロコシは穴だらけになり、とても食べられたものではありません。なので、農薬の使用は必須。雄花が咲いたころに1回、雌花が出た時に1回、パラパラと農薬をまきます。受粉が終わったら、雄花を切ってしまうという方法もありますが、その頃にはアワメイガやられてしまっていることも多いです。次はオクラ。
一時、虫に食われていましたが、だいぶ葉が大きくなってきました。栄養不足だと葉が細くなるのですが、広がっているので、まずまず順調ですね。まだ実は付いていません。次にカボチャ。
けっこう大きくなって花も咲いています。ウリハムシの影響もあまりないようです。スイカだと人工授粉させるのですが、カボチャは自然にまかせます。最後に菊芋。
こちらも少し大きくなってきました。ただ初めて作るので、どのように育つのか見当がつきません。名前のように「菊」のような花が秋に咲くそうです。今のことろ、できは70点くらいでしょうか。