私の家庭菜園物語その40(最終回)
- 2024.08.06
早いもので、このブログも40回を数えることができました。夏は暑すぎるので、最近は夏野菜をつくらないのですが、前回、植え付けた菊芋が気になり、久しぶりに畑に行ってきました。ほとんど雨が降らず、猛暑が続いていましたが、どうなっていたでしょうか。
青空を仰ぐように、大きく育ってしました。その高さは2m以上。人の背丈をはるかに超えています。9月を過ぎると花が咲き、10月には収穫できるようです。このままだと倒れてしまう心配があるので、
ひもで縛って倒れないようにしました。本当はもう少し前に土寄せして倒れないようにした方がよかったのですが、何せ暑いので、畑に近づけませんでした。幸い、倒れていませんでしたが・・・。周囲の様子は、
雑草だらけでした。雨が降らなくても、雑草は強いですね。青々と茂っていました。本来なら9月に入る頃に雑草の草刈りと畑の耕しを行うのですが、今年から断念することにしました。借りている畑が宅地として売りに出されたからです。
土地が売れるまで畑を続けられそうですが、栽培の途中で野菜たちが重機につぶされるのを想像したくありません。なので、ここでの野菜作りは、この菊芋を最後にして、終わりにしたと思います。
私がこの畑をお借りしたのが2012年の春でした。以降、12年間にわたり、秋、冬を中心に野菜作りを続けてきました。そこで学んだことは、当たり前ですが、野菜も生き物であるということです。手間をかければ、それに応えて順調に育ってくれることもあれば、気候や害虫などの影響でうまく育たないこともよくありました。売っているものに比べれば、見た目もそんなに良くありませんでしたが、自分が育てたという満足感がありました。
当たり前のことでふと忘れてしまいがちですが、私たちは生き物の命を食べて生きています。野菜だけではありません。肉や魚もそうです。野菜作りをしていると、生き物の尊さやありがたさを実感することができます。食べ物を大切にしたいという気持ちが自然とわいてきます。プランターで十分ですので、皆さんのご家庭でも野菜や花作りにチャレンジしていただき、生き物を育てる大切さを学んでいただけたらと思います。
当院の患者さんの中には、このブログを楽しみにしているよと言って下さる方もおられますが、今回が最終回になります。長きにわたり、ご愛読いただきありがとうございます。また別の趣味のブログを考えたいと思います。