私の日帰り温泉旅行その3

  • 2024.10.15

今回のお勧めの日帰り温泉は、豊田市にある「猿投温泉」です。日本でも数少ないラドン温泉の一つです。ラドンとはラジウムが分解されてできる弱い放射線のことで、浴びると新陳代謝が活発になり、免疫機能や自然治癒力を高める効果が期待できるそうです。有名なのが鳥取の三朝温泉や山梨県の玉川温泉ですが、遠くてとても日帰りでは行けません。今回は、近場で珍しい温泉を楽しめる猿投温泉を紹介したいと思います。

猿投温泉は、四方を山に囲まれた隠れ家的温泉で、ホテルと日帰り温泉施設に分かれています。

ホテル「金泉閣」は泊まったことはありませんが、ネットで調べると1泊2食付きで3-4万円はする高級ホテルのようです。最上階にお風呂らしくものが見えますが、宿泊客しか利用できないので、どのようなお風呂かはわかりません。ホテルの前を通過して、右に曲がって橋を渡り、少し上がったところに。日帰り温泉施設「金泉の湯」があります。

2階が入り口と受付で、1階が食事処です。

猿投温泉は、源泉が21度と低めなので、加温しているようです。加水はしておらず、源泉そのものを楽しむことができますが、残念ながら、お湯は循環、ろ過して再利用しているようです。ただ消毒の塩素臭さはほとんどありません。

【泉質】
アルカリ性単純放射線冷鉱泉で、源泉の温度が低いので、分類上は温泉とは呼べず、冷鉱泉というそうです。無色透明のさらっとしたお湯で、立ち込めている湯気を吸いこむと体をがリフレッシュする感じがします。源泉を飲める温泉は少ないのですが、猿投温泉では、源泉を飲むこともでき、源泉に入る、吸う、飲むの3つを楽しむことができる数少ない温泉です。

【内風呂】
奥に天然の大きな岩があり、しめ縄で祭られています。中央に20人くらいはは入れる大きなお風呂が、奥に寝湯とジェット風呂、泡ぶろもあります。休憩をしながら、温泉の蒸気を楽しむこともでき、内風呂の周りで寝たり座ったりして休むスペースもあります。

【露天風呂】
露天風呂はやや小さめで、5人も入ればいっぱいになります。周りを山に囲まれ、山の緑を楽しむことができます。山奥なので、人工の音はあまりありませんが、源泉を沸かすボイラーの音が時折聞こえてくるのが少し残念です。露天風呂の周りもやや狭く、外で休憩する場所も狭いですね。

【サウナ】
サウナは10人くらいは入れる大きさで、テレビなどは設置されておらず、窓もありません。今はやりのロウリュウ対応のサウナで、1時間に2回蒸気が噴出し、サウナの体感温度が一気に上がります。皆さん、黙々と暑さの中で汗を流しています。

【水風呂】
水風呂は狭く、一般のお風呂のサイズで、1-2名が限度。まずまず冷えていますが、体が痛くなるほどではありません。

【料金】
平日、週末と同価格ですが、1,580円とやや高め。ただしタオルと浴衣がセットなので、お風呂上りに浴衣を着て、少し休憩室で休んで、またお風呂に入ることもできます。会員になれば1280円とややお得に。さらに岩風呂の日である「18日」と「26日」は一般は1380円、会員は1080円とお得になります。私はもちろん会員に入っています。さらに会員になると、誕生日月に割引券(入浴料500円)が送られてきます。

【食事処】
休憩スペースはあまりないのですが、階段を下りたところに食事処があり、そこでドリンクやデザートを楽しむことができます。食事処で提供される水も源泉で、食堂でも源泉を飲んで楽しむことができます。

上の写真が休憩室で、窓から山の緑を楽しむことができます。

この日は、巨峰のクリームソーダを注文しました。アイスクリームが大きめで、少し食べにくいかも。

猿投温泉のもう一つの特徴は、飲める温泉を家に持って帰ることができることです。

一人5L までですが、自宅でも飲める温泉をしばらく堪能できます。少し遠いですが、山の緑に囲まれながら、普段とは違う温泉を楽しみたい方にお勧めの温泉です。

注)あくまで個人の感想です。

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