私の日帰り温泉旅行その9
- 2025.01.24
今回のお勧めの日帰り温泉は、岐阜県海津市にある海津温泉です。海津市には2か所の温泉がありますが、今回紹介するのは、木曽川と長良川に挟まれた中洲にある「海津温泉」です。海津市はおちょぼさんで有名な、千代保稲荷がありますが、そこから車で15分ほど。おちょぼさんの帰りに気軽に寄れる温泉です。
日帰り温泉といっても、宿泊もできる施設があり、けっこう大きめの建物です。駐車場もたくさんありますが、地元で有名なのか、次々にお客さんが入ってきます。
玄関には「宙船の湯」の看板が。なんでも「増水した川を行く舟がまるで空に行く舟に見える」という情景から「宙舟(そらふね)の湯」と名付けられたそうです。
【泉質】
ナトリウム・カルシウム塩化物温泉で、塩っ辛い温泉です。泉温は46.1度とやや高め。残念ながら一度加水しているようです。循環、ろ過もしており、少し塩素のにおいが気になりますが、それほどではありません。鉄が多く含まれているため、少し茶色く濁って見えます。この辺の温泉は無色透明が多いので、珍しいですね。
温泉は3つから選ぶことができます。一つは源泉かけながしの「長寿の湯」。一つしかお風呂がないようで、入ったことはありません。介護が必要な方のための「ふくしの湯」、あと一つが、いろんなお風呂が楽しめる「いやしの湯」です。私の利用しているのは「いやしの湯」で、いろんなお風呂が楽しめます。
【内風呂】
大きな御影石のお風呂が奥にあり、その横に電気風呂とジャグジー、座浴があります。御影石のお風呂は加水されていないようです。10名も入ればいっぱいでしょうか。斜天井の側面にステンドグラスがあり、そこから西日が差し込んできれいでした。少しぬるめの湯で、ゆったりとつかることができます。湯が濁っていますが、体が見えないほどではありません。電気風呂は5人はは入れるサイズなのに、電気風呂は2か所だけ。ジャグジーはやや熱めで、ジェットバスのよう。
【露天風呂】
中央に岩風呂風の露天風呂と、その横に壺湯が2か所、なぜか深めの歩行湯も。7-8名でいっぱいになるくらいの広さで、テレビが設置されています。壺湯は人気で、いつも誰かが入っています。歩行湯は石がごつごつして、足を刺激するようですが、痛くなるほどではありません。
【サウナ】
乾式のサウナでけっこう高めの95-100度くらいあり、かなり熱いです。7-8名でいっぱいに。テレビや窓はなく、音楽も流れていません。ひたすら汗をかきながら我慢します。
【水風呂】
2-3人くらいが入れる大きさで、温度計がないので、温度はわかりません。おそらく20度くらいで、体が痛くなるほどではありません。露天で休憩できる箇所は4-5人分ほど。ただ冬は寒いので、1分もいると体が冷えて、すぐにお風呂に入りたくなります。
【食堂】
宿泊施設もあるので、おそらく大きいかと思われますが、午後に伺ったので、次の営業は夕方からでした。
【休憩室】
休憩室はやや広めの長椅子とテレビのある休憩所と畳のある休憩所の2か所。どちらもお客さんでいっぱいでした。
【料金】
平日、土日祝日に関係なく、なんと580円と破格の値段設定。JAF会員だとさらに50円引きの530円に。サウナや露天風呂もあってこの価格は、私の知る中では最低価格ですね。ただ少し遠いのが難点です。
おちょぼ稲荷で、お参りと露店巡りを楽しんだら、よくある無色透明の温泉ではなく、鉄分豊富な少し濁った温泉で暖まって帰りたいという方にお勧めの温泉です。
注:あくまで個人の感想です。