私の家庭菜園物語その16

  • 2021.04.14

新年度に入りました。今年は例年より暖かいですね。4月だと朝晩はまだまだ肌寒いのですが、そこまで寒さを感じません。夏野菜作りには最適ですね。夏野菜と言えば、ミニトマト、ナス、ピーマン、ししとうなどのナス科が有名ですね。この時期になるとそろそろ苗が売られ始めますが、苗づくりはけっこうたいへんなんです。まず第一に畑に植え付けられるようになるまでおよそ3か月かかること、発芽にかなりの気温(25-30度)が必要なので、この時期、屋外ではまず発芽しません。たくさん作らないのであれば、ホームセンターなどで購...

私の家庭菜園物語その15

  • 2021.03.01

私が冬野菜であるアブラナ科の種をまいたのが9月上旬でした。あれから半年近い時間が経ちました。アブラナ科の野菜たちは寒い冬を乗り越え、暖かくなるにつれ、だんだん大きく育ってきました。ご覧のようにプランタでもしっかりしたブロッコリがなりました。残念ながら一部、ムクドリに葉をかじられてしまいました。ブロッコリはこれだけ時間をかけて育てても、大きなもの(頂花蕾と言います)は1本に1個しか取れません。けっこうたいへんなのです。なのでブロッコリが安く売られていると少し複雑な気持ちになります。ただ頂...

私の家庭菜園物語その14

  • 2020.11.30

朝晩の冷え込みが強くなり、新たに野菜を育てる季節も終わりに近づきました。11月はスナップエンドウなどマメ科の植え付けの季節です。先日、自宅で発芽させたスナップエンドウをクリニックのプランタ野菜に追加しました。マメ科は寒さに強く、寒さに当たると花芽の分化が進むそうです。収穫は来年春以降になります。ところで皆さんは連作障害をいうものをご存じですか。同じ種類の野菜を同じ場所で毎年作り続けると病気になりやすくなるいというものです。例えば、冬野菜の代表であるアブラナ科は2-3年、マメ科だと4-5...

私の家庭菜園物語その13

  • 2020.11.13

1か月ほど前にクリニックのプランタに冬野菜を苗を植え付けました。農薬なしではだめだろうなと思いながら、今回はネットのみでアブラナ科の野菜作りに挑戦してみました。結果が上の写真(白菜)です。少し見にくいかもしれもしれませんが、葉っぱのところどころに虫食いの跡があります。網をしていてもどこからか虫が入り、土の中に卵を産み付けられてしまったのだと思います。多くはヨトウムシ(夜盗虫)の仕業です。蛾の一種なのですが、名前の通り、夜になると土の中から出てきて、野菜を食い荒らします。、昼間は土の中に...

私の家庭菜園物語その10

  • 2020.09.11

今年は猛暑で夏野菜のできが悪かったというお話をしましたが、クリニックでは初のゴーヤカーテンの挑戦しました。ゴーヤは水分が大好きな野菜で、1日2回の水やりが欠かせません。スタッフ一同、頑張って水やりをやってきましたが、当初、風対策を怠っていたため、ネットが風邪で傾くことが多く、根を痛めてしまったようで、あまり実がつきませんでした。それでも少量のゴーヤを収穫することができたので、写真をアップしてみました。ゴーヤは収穫後、そのまま放っておくと、追熟して黄色くなります。完全に黄色くなったら、種...

私の家庭菜園物語その8

  • 2020.08.01

マルチと不織布を使うことで土の乾燥や雑草の繁殖を防ぎ、少量の農薬を使うことで害虫の被害を少なくすることで、私の家庭菜園での収穫はふんだんに向上しました。家族だけでは食べきれないので、クリニックのスタッフにも配るようになり、「北村農園」からの贈り物として喜ばれるようになりました。順調に思えた家庭菜園ですが、4-5年前から新たな問題に直面するようになりました。イノシシやハクビシンといった野生動物です。猛暑が続き、山に食料がなくなると、人里まで下りてくるようになり、野菜を食い荒らされるようになりまし...

私の家庭菜園物語その7

  • 2020.07.17

家庭菜園をやり始めたら、できれば農薬を使いたくないと考える方が多いと思います。実際、プランタ栽培では農薬をあまり使うことがありませんが、畑では野菜の種類に応じて、最小限の農薬を使うことをお勧めします。例えば夏野菜(トマト、ナス、ピーマンなど)は比較的害虫に強く、農薬なしでも育てることができます。もっとも害虫の被害を受けやすいのが冬野菜の代表であるアブラナ科の野菜です。白菜やキャベツ、ブロッコリなどがこれに当たります。私も最初は農薬なしで頑張ろうと、ネットを張って害虫の侵入を防ごうとしました。し...

私の家庭菜園物語その6

  • 2020.07.10

土づくりが終わって、畑での野菜作りが始まりました。土をよく耕し、うねを作って水はけをよくします。そして週末しか来れないことから、いかに土の乾燥を防ぐかということが重要です。特に夏場は本来なら毎日水やりしてもいいくらいですが、物理的には難しい・・。そこで活躍してくれるのがマルチシートとワラ、モミそして寒冷紗です。マルチシートはホームセンターで手に入りますが、ワラやモミはなかなか売っていません。そこでお勧めはやはり農協(JA)です。さすがに売っています!ワラを敷くことで土の温度が上がりすぎるのを防...

私の家庭菜園物語その5

  • 2020.07.03

近郊で畑を借りてから、まずは土づくりを始まりました。しばらく使っていない土はそのままでは順調に野菜が育ちません。土づくりにお勧めは牛糞です。ホームセンターや農協で購入することができます。牛は牧草を食べているので、牛糞はまったく臭くありません。田舎の香水と言われる肥料のにおいがきついのは鶏糞です。牛糞自体にあまり栄養素はありませんが、土をふわふかにして水分や肥料を保つ効果があります。化成肥料には野菜の発育に必要な栄養素である「窒素、リン、カリウム」がバランスよく入っています。「ち・り・か・は・み...

私の家庭菜園物語その4

  • 2020.06.22

今は夏野菜のシーズンで、ミニトマト、ナス、ししとう、ピーマンなどが代表例ですが、いずれもプランターで十分育てることができます。しかしウリや小玉スイカ、キュウリなどのウリ科は、場所を取るためプランターではなかなか難しいです。白菜やキャベツ、ブロッコリなどの冬野菜もスペースが必要で、特に大きなものを育てるにはプランターでは不十分です。これらの野菜を育てたい場合はとどこかで畑を借りるしかありません。知人からの紹介で、郊外に畑を借りたのはもう8年くらい前のことです。それから私の本格的な家庭菜園が始まり...

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