夏は皮膚のトラブルにご注意を

  • 2020.08.07

夏は特に子どもさんにとって皮膚のトラブルが増える季節です。今回は夏に多い子どもの皮膚の病気についてお話したいと思います。 汗疹(あせも)汗疹(あせも)は夏場で最も多い皮膚炎です。あせもは汗によるかぶれで、特に皮膚の柔らかい首周りや肘、膝裏などにできやすく、おむつを使っている赤ちゃんではおむつかぶれの原因にもなります。あせもの予防は、汗をかいたらシャワーで汗を洗い流すことです。タオルで拭いただけでは汗の成分が残ってしまい、結局汗でかぶれてしまいます。当院ではあせもを予防する塗り薬「あせもちん」...

私の家庭菜園物語その8

  • 2020.08.01

マルチと不織布を使うことで土の乾燥や雑草の繁殖を防ぎ、少量の農薬を使うことで害虫の被害を少なくすることで、私の家庭菜園での収穫はふんだんに向上しました。家族だけでは食べきれないので、クリニックのスタッフにも配るようになり、「北村農園」からの贈り物として喜ばれるようになりました。順調に思えた家庭菜園ですが、4-5年前から新たな問題に直面するようになりました。イノシシやハクビシンといった野生動物です。猛暑が続き、山に食料がなくなると、人里まで下りてくるようになり、野菜を食い荒らされるようになりまし...

私の家庭菜園物語その7

  • 2020.07.17

家庭菜園をやり始めたら、できれば農薬を使いたくないと考える方が多いと思います。実際、プランタ栽培では農薬をあまり使うことがありませんが、畑では野菜の種類に応じて、最小限の農薬を使うことをお勧めします。例えば夏野菜(トマト、ナス、ピーマンなど)は比較的害虫に強く、農薬なしでも育てることができます。もっとも害虫の被害を受けやすいのが冬野菜の代表であるアブラナ科の野菜です。白菜やキャベツ、ブロッコリなどがこれに当たります。私も最初は農薬なしで頑張ろうと、ネットを張って害虫の侵入を防ごうとしました。し...

私の家庭菜園物語その6

  • 2020.07.10

土づくりが終わって、畑での野菜作りが始まりました。土をよく耕し、うねを作って水はけをよくします。そして週末しか来れないことから、いかに土の乾燥を防ぐかということが重要です。特に夏場は本来なら毎日水やりしてもいいくらいですが、物理的には難しい・・。そこで活躍してくれるのがマルチシートとワラ、モミそして寒冷紗です。マルチシートはホームセンターで手に入りますが、ワラやモミはなかなか売っていません。そこでお勧めはやはり農協(JA)です。さすがに売っています!ワラを敷くことで土の温度が上がりすぎるのを防...

私の家庭菜園物語その5

  • 2020.07.03

近郊で畑を借りてから、まずは土づくりを始まりました。しばらく使っていない土はそのままでは順調に野菜が育ちません。土づくりにお勧めは牛糞です。ホームセンターや農協で購入することができます。牛は牧草を食べているので、牛糞はまったく臭くありません。田舎の香水と言われる肥料のにおいがきついのは鶏糞です。牛糞自体にあまり栄養素はありませんが、土をふわふかにして水分や肥料を保つ効果があります。化成肥料には野菜の発育に必要な栄養素である「窒素、リン、カリウム」がバランスよく入っています。「ち・り・か・は・み...

熱中症について

  • 2020.06.30

梅雨に入り、蒸し蒸しとした暑い日が続くようになりました。この季節、特に注意したいのが熱中症と食中毒ですが、今回は熱中症について皆さんに知っていただきたいことをお話します。 「熱中症」はなぜ起こるのでしょうか人間の体は、体温が上がってくると皮膚の血管を開いたり、汗をかいたりすることで体温を調節しています。この「汗をかく」ことが体温調節にとって極めて重要で、汗が蒸発する時に熱を奪っていくことを利用して、体温を一定に保っています。しかし、酷暑の中で十分な水分を摂らずに運動したり、湿度が75...

私の家庭菜園物語その4

  • 2020.06.22

今は夏野菜のシーズンで、ミニトマト、ナス、ししとう、ピーマンなどが代表例ですが、いずれもプランターで十分育てることができます。しかしウリや小玉スイカ、キュウリなどのウリ科は、場所を取るためプランターではなかなか難しいです。白菜やキャベツ、ブロッコリなどの冬野菜もスペースが必要で、特に大きなものを育てるにはプランターでは不十分です。これらの野菜を育てたい場合はとどこかで畑を借りるしかありません。知人からの紹介で、郊外に畑を借りたのはもう8年くらい前のことです。それから私の本格的な家庭菜園が始まり...

私の家庭菜園物語その3

  • 2020.06.15

私の家庭菜園はベランダ菜園から始まりました。ホームセンターで少し大きめのプランタと土を買ってきて、苗は農業体験でいただいたものです。支柱は百均のものがお買い得です。素人が陥りやすい水は水をあげすぎてしまうこと。土がまだ乾いていないのに毎日のようにたっぷり水をやっていると根が腐ってしまい、逆に枯れてしまいます。水は土が乾いたらたっぷりやすことがポイントです。夏の時期は1日2回必要なこともあります。苗がしなっとして元気がないのは水切れのサインです。たっぷり水をあげましょう。ベランダ菜園の唯一の欠点...

私の家庭菜園物語その2

  • 2020.06.09

体験農園に通っていると余っている苗をもらったり、苗を持ち帰って家庭のプランターで育てたものをみんなで競い合いましょうというものがあります。ナスやピーマン、ししとうといった夏野菜はプランターでも作りやすく、家庭菜園にはもってこいの野菜です。私の家庭菜園もそこから始まりました。プランターや土はホームセンターでいろんなものが手に入ります。百均でも手に入りますね。初めはなかなかうまくいきません。葉の色が悪くなったり、葉はつくけど実が付かないなど、いろんな失敗があります。水や肥料は多ければよいというもの...

私の家庭菜園物語りその1

  • 2020.06.01

私が家庭菜園を始めたのは、もう10年近く前のことです。最初は家族といっしょに体験農業に参加していました。野菜の苗や畝づくり、マルチチート貼りまですべて用意していただき、当日苗を植えるだけ。途中、1度だけ草抜きに来て、3回目は収穫というものでした。こんなに簡単に野菜作りができるわけではなく、その合間に地元の農家の方が世話をしてくださっていたのです。お昼には豚汁のふるまいもあり、子どもたちの友達の家族といっしょにお弁当を食べたり、虫取りやドジョウ、おたまじゃくし取りをして楽しみました。今ではこんな...

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